長年、家庭という、数字だけでは中々評価されない環境のもとで、懸命に突き進んでこられた女性の方へ
子どもたちは健やかに育ち、夫の定年や退職という一つの大きな区切りが見えてきた今、ふと、あなたの人生を振り返るときはありませんか。
今更何をしても無駄、そんな気力がない、そもそも今の環境を変えることは悪いことだと思い込んでいませんか。
「私の人生、このままで終わっていいのかな」と、思った経験がある女性の方は少なくないのではないでしょうか。
熟年離婚は、決して、失敗ではありません。
それは、あなたがこれまで果たしてきたたくさんの量の責任に終わりを告げることでもあります。
また、ご自身の趣味や楽しみを我慢して、家庭や子育てに邁進してきた現状、新しいスタートを切るための手段でもあります。
家庭や子育てをしてきた際、どの女性も、ある種の孤独を感じたことがあると思います。
また、夫は手伝ってくれないと感じたことがある女性も多いのではないでしょうか。
熟年離婚と聞くと、今までの責任を放棄するとともに、自分だけ幸せになることの罪悪感を抱かれる女性の方もいらっしゃいます。
そもそも、熟年離婚という選択肢自体、あなたとは他人事であり、今まで興味や関心すら抱いたことのない女性の方も少なくないのではないかと思います。
本記事では、このような苦労や先入観に終わりを告げ、正当な対価(資産)を享受しつつ、あなた自身の人生という新しいスタートをするための方法論を記載致します。
その中で、女性の方が最も懸念するといっても過言ではない、経済的に自立できるか否か、将来の生活のためのお金に困ることはないのか、という側面からも記載を進めてまいります。
何よりも、あなた自身の幸せを確保し、継続させるためのヒントになればとの思いで、弁護士の経験等にも基づき、記載致します。
1 あなたが抱いている違和感について
子どもが独立し、家の中に静けさが訪れたとき、あなたが直面したのは、自由ではなく、一種の寂しさ、虚しさという感情、違和感であることがあります。
あなたはこれまで、子どものためという大きな理由のもとで日々頑張ってこられました。
夫との価値観のズレや、会話の不在、または、日々少しずつ、確実に積み重なっている夫からモラハラ。
それらが、夫の定年退職によって24時間、あなたの生活の中に入ってくることも考えられます。
熟年離婚を決意された女性の中には、定年後の夫が、趣味もなく、家事もせず、ただあなたと同居をし続けることに耐えることができないという方もいらっしゃいます。
定年後の夫には、現役時代の肩書きを捨てきれず、家庭内で上司のように振る舞い続ける方もいらっしゃいます。
もし、あなたが今、夫に対して、愛情よりも義務感や諦め、あるいは生理的な拒絶等の違和感を抱いておられるのであれば、それはあなただけではなく、世の中の多くの女性の方が感じておられる、まっとうな感覚なのかもしれません。
人生100年時代と呼ばれることもあります。
本来、夫の存在は、あと20年、30年、40年続く時間の中で、精神的にも経済的にも、あなたを支えることのできる存在であることが理想です。
しかし、夫と過ごすことが重圧となることもあり、そのせいで、あなたが本来持っている輝きを発揮できる場を奪われることは、結果としてあってはならないことだと思います。
そのような夫とともに過ごすことが、これからのあなたの人生にとって、大きな不利益となるかもしれません。
夫との関係性を考えるにあたり、夫婦関係は色々とありますので、まずは、熟年離婚をする上で、裁判所がどのようなスタンスのもとで手続きを行うことになるのかのイメージのため、説明をしたいと思います。
2 いわゆる内助の功を資産に変えるために
女性の方で、自分には稼ぎがないから、離婚したら路頭に迷うと、大きな不安を覚えておられる方がいます。
そのような不安を抱くのは当然なのですが、今まで築き上げてきた財産は、家庭の外で多くのお金を稼いできた夫のおかげだけではありません。
あなたが、ご自身よりも、子どもたちや家庭を優先して、家事育児、その他家計をめぐるあらゆることを考えた上で、努力をしてきた結果に他なりません。
財産分与は、夫婦共有財産を2分の1ずつ分ける手続きだと、インターネット上の情報としてあがっているのを見かけたことがあります。一面ではそのことは正しいのですが、特に、婚姻期間が長い熟年離婚において、財産分与は単なる折半以上の意味を持つことがあります。
(1)退職金について
例えば、退職金について、イメージとして、婚姻時から別居時までの期間中の退職金の2分の1の金額を財産分与として求めることになるのですが、退職金を含む財産分与は、基本的に離婚時に一括払いとなります。
熟年離婚ともなれば、上記期間が長くなることが多いのですが、その分、あなたが得ることのできる退職金の金額も多くなります。
単に、半分といっても、それが、あなたの今後の生活の上で、大きな財産となることもあります。
夫から、「俺の金だから一円も払わない」と言われて当事務所に相談にこられる女性の方がいらっしゃいますが、退職金に関する夫の言い分は、通らないことの方が多い印象です。
(2)自宅不動産について
自宅不動産について、あなたが自宅に住み続ける場合、自宅を売却して現金化する場合、あなたが自宅を出ていく代わりに自宅の価値の半分をお金でもらう場合と、いろいろな選択肢があります。
当然ながら、揉めることも多いのですが、これは、熟年離婚の場合、不動産の住宅ローンが完済していることもあり、自宅不動産自体が大きな価値を有していることが要因の一つです。
金額が大きくなるため、2分の1を取得する場合、あなたの今後の人生にとって、大きな手助けとなることも少なくありません。
(3)年金分割について
年金分割をしても、たいした金額にならないと考えられる女性の方がいらっしゃいます。
また、そもそも、年金分割について、イメージを持たれていない女性の方もいらっしゃいます。
年金分割は、本ホームページの該当記事を確認していただきたいのですが、例えば、65歳になってからもらえる年金が金額が増えることになり、これは、夫の収入が多い場合、婚姻期間が長い場合に、その分だけ受給金額が増えるという関係にあります。
その効果は、あなたが人生を全うするまで続くことになります。
(4)小括
その他、預貯金の額も、多額となることが多いです。
このように、女性にとっては、もらえる財産が大きくなる可能性が高くなるという点が、熟年離婚特有のお話かと思います。
3 成人した子どもたちとの新しい向き合い方
女性の中には、熟年離婚を迷う理由として、子どもたちに申し訳ないと考えられる方がいらっしゃいます。
そのように考えることは、否定されることではありません。
しかしながら、子どもたちとしては、母親が我慢して不幸でいることよりも、楽しく、思いのままに過ごしてほしいと考える声の方が多い印象です。
例えば、子どもたちに離婚の考えを伝える際、「お父さんが悪いから離婚する」という攻撃的な言葉だけではなく、「お互いの人生を尊重するために、別々の道を歩むことに決めた」という前向きなメッセージ伝える場合、子どもたちが納得することもあります。
そもそも、子どもたちにどのように伝えるかについては答えがあるところではなく、今まで、悩みながらも家事育児を頑張ってきた母親の言葉を、子どもたちは前向きに受け止めることが多い印象です。
子どもたちがあなたの味方であり続けることも多く、また、離婚後も良好な関係を築くことができれば、熟年離婚を躊躇することも少なくなります。
4 熟年離婚、モラハラについて
熟年離婚の相談の中でも、最も多いといっても過言ではない相談が、長年かけて蓄積された精神的DV、いわゆるモラハラです。
夫からの、「誰のおかげでここまでこれたんだ」という心無い言葉があります。しかし、夫の成功の半分、あるいはそれ以上は、あなたの支えによるものです。その事実を無視し、あなたを精神的に従属させようとする行為こそ、モラハラに他なりません。
夫から、自分の意に沿わないと数日間無視をされる、大きな音を立てて威嚇されるといったモラハラもあります。
その他、言葉で表すことが難しいものもあります。
それらは、あなたを長期間、追い込み続けることになります。
自分が悪いと考え、誰にも相談できない女性の方もおられます。
責任感が強く、真面目な方ほど、そのような傾向にあるように思います。
当事務所は、そのような女性の方が長年にわたり受けてこられた心の傷をサポートしつつ、可能な限り、証拠とともに、夫から正当な財産分与等を得ることのお手伝いを致します。
我慢する必要は、もうありません。
5 弁護士に依頼するメリット
あなたが矢面に立つ必要はありません。
離婚の交渉は、精神をすり減らす作業といっても過言ではありません。
特に、長年連れ添った夫との交渉は、情や罪悪感、そして怒りが入り混じり、冷静な判断を妨げることもあります。
弁護士が間に入ることで、夫との直接的な交渉は、基本的には不要になります。夫からの電話、LINE、罵倒。それらをあなたが対応する必要はありません。
交渉については、基本的には弁護士が行います。
そのような中、夫が、「一刻も早く終わらせたい」と思うようになれば、有利な交渉ができるようになります。
そうなれば、金銭面で有利な条件を提示しても、夫が応じる可能性も高まります。
そうなるためには、駆け引きが必要になりますが、当事務所の弁護士は、経験が豊富ですので、あなたのお役に立てるものと思います。
6 まとめ
離婚は、終わりではなく、始まりです。
離婚を進める上での方針を考え、あなたに寄り添いながらも、相手方と交渉を行います。
当然ながら、プライバシーへは徹底的に配慮致します。
あなたの人生の主人公は、あなた自身です。
いわゆる熟年離婚を、少しでも意識された女性の方は、まずは当事務所までご相談ください。
これからの時間を、あなたが、あなた自身のためにつかうことができるよう、全力でサポート致します。
もっと早く相談すればよかったと言われる相談者の方が、当事務所にはたくさんいらっしゃいます。
一歩踏み出すのは勇気がいりますが、新しいスタートのために、遠慮なく当事務所へご来所いただければ幸いです。






