【事案の概要】
◆離婚/慰謝料の別:離婚
◆理由:夫のモラハラ
◆依頼者性別:女性 年代:30代 職業:パート
◆相手方性別:男性 年代:30代 職業:無職
◆子ども:無
◆手続き:協議離婚
◆同居期間:約3年7か月
◆解決までの期間:依頼から4か月
【来所のきっかけ】
婚姻後モラハラを受けていたところ、勤務先の同僚と不貞をしてしまった。離婚をしたいが、夫から多額の金銭を要求されている。
【事案の内容】
夫にモラハラがあるものの、妻に不貞という明確な責任があり、夫から離婚に応じるには慰謝料を含めた多額の金銭を要求されてしまっていた。
【争点】
離婚の合意。当方に不貞がある事案で、いかに相手方に離婚に応じさせるか。
【解決内容】
まず夫の請求額に上限を設けるために、夫の請求額を提示させた上で、離婚の合意を勝ち取るため、無理して大きな減額交渉は行わずに離婚の合意を取り付けることを優先した。もっとも、解決金を一括で用意できなかったため、解決金の支払期限に猶予をもらった。解決金を支払った後に離婚の意思を翻意されては困るため、予め離婚合意書を巻き、解決金を持参した上で、夫と同行して離婚届を提出後、解決金を手渡し領収書の交付を受け、解決を図った。
【解決のポイント】
夫にもモラハラがあるものの、妻にも不貞があり、妻が有責配偶者となることから、夫の同意が得られない限り離婚ができない状況であった。そのため、解決金としては多少高額(230万円)であったが、依頼から4か月という早期の解決に至った。