妻・夫双方が納得した内容で離婚に至った解決事例

【事案の概要】

◆離婚/慰謝料の別 離婚

◆理由 性格の不一致

◆依頼者 性別:女性 年代:50代 職業:専業主婦

◆相手方 性別:男性 年代:50代 職業:会社員

◆子ども 成人2人

◆手続き 協議

◆同居期間 約25年

◆解決までの期間 依頼から10か月

【来所のきっかけ】

夫は数年前から離婚を希望しており、弁護士を選任して妻に対して離婚協議を申し込んでいた。妻は離婚する意思がなかったため、当初は自分で対応していたが、夫の弁護士から離婚調停を申し立てる予定であると言われ、自分も味方となってくれる弁護士に調停等の対応を任せたいと思い、当事務所に来所された。

【事案の概要】

夫は数年前から離婚を希望しており、自宅を出て別居をスタートさせていた。その後、夫は弁護士を選任して妻に対して数度に渡って離婚条件を提示したが、妻はそもそも離婚する意思がなかった上、提示された離婚条件は経済的に不十分なものだったので離婚を検討する気にさえなれていなかった。このような状況のなか、当事務所が受任することとなったので、受任時においては離婚を拒絶する方向での交渉を依頼された。もっとも一方で、妻は別居している夫が自宅に戻ってくる可能性が低いことも認識しており、いつかは離婚を真面目に検討しなければならないことも分かっていた。

【争点】

財産分与

【解決内容】

双方に弁護士が就いていたため、代理人間での交渉となった。当初、当方は離婚を拒絶する方針でいたため、その旨を夫の弁護士に伝えたが、夫は離婚を強く希望しているようであり、以前の提案内容よりも経済的に有利な条件を提示してきた。そこで、当方としては、妻の納得のできる条件を提示して夫の反応を見てみようということになり、

①離婚後も現在の自宅に相当期間に渡って居住できるようにすること

②今後の生活費も考慮した財産分与を行うこと

の2点を柱とする離婚条件を提示した。そうしたところ、夫は10年以上の自宅の無償使用と共有財産の2分の1よりはかなり大きい金額を財産分与として支払うことを認めてくれ、最終的に公正証書を作成して離婚を成立させることとなった。離婚に前向きな依頼者ではなかったが、経済的には安心できる離婚条件を獲得することができ、依頼者としても人生に前向きになれたと喜んで頂いた事案であった。

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