財産分与が争点となった離婚協議の解決事例

【事案の概要】

◆離婚/慰謝料の別:離婚

◆理由:性格の不一致

◆依頼者:性別:男性 年代:30代 職業:会社員

◆相手方:性別:女性 年代:30代 職業:会社員

◆子ども:無

◆手続き:協議

◆同居期間:約3年

◆解決までの期間:依頼から3か月

【来所のきっかけ】

妻の依頼した弁護士が依頼者である夫に対して離婚協議を申し込んできたため、依頼者はこれに一人で対応することに不安を感じて当事務所に来所された。

【事案の概要】

結婚以来、性格の不一致から夫婦の関係性は悪く、両者とも離婚自体には争いがなかったが、結婚後に建てた新居や自動車の財産分与を巡り、意見の対立が生じていた。特に、妻の両親の所有する土地上に自宅を建てていたことから、その自宅の帰属や夫を債務者とする住宅ローンの処理を巡って離婚協議が難航していた。

【争点】

財産分与

【解決内容】

住宅ローンが残っている自宅の財産分与が大きな争点であったので、受任後すぐに何通りかの処理方法を依頼者と相談し、底地が義理の両親であることを考慮して、夫が取得することより妻が取得するほうがいいのではないかという大きな方針を決定した。そして、代理人経由でその旨を妻側に伝えたところ、妻側もこれに応じて交渉の早い段階で妻が自宅の所有権を取得するとともに、住宅ローンも引き継ぐという内容の合意ができた。その後は妻側の住宅ローンの借り換えや自宅の所有権移転登記の手続などを双方の弁護士が協力して進めた結果、非常に短い期間での協議離婚の成立となった。

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